・HaloのUniversal Binary版がリリース・・日本語版は?
MacSoftは、Halo: Combat EvolvedのUniversal Binary版のリリースを
発表しました。
ただし、パッチのリリースではなく、インストールディスクの販売という形態で提供することにしたそうです。同社はその理由について、UB化にはソースコードの広範な書き換えが必要だったことから、ファイルサイズの小さなパッチとして提供することはできないためと説明しています。
インストールディスクの入手には二つのオプションが用意されていて、一つはHaloのシリアル番号を同社に送り、9.95ドル支払って新しいインストールディスクを送ってもらう方法。もう一つは、MacGameStoreサイトで新しいHaloのインストールディスクのイメージファイル(650MB)を
ダウンロード購入する方法(5ドル)です。当然ながら後者の場合も、シリアル番号を送信する必要があります。
なお、UB版のHaloとPowerPC版のHaloとの間でネットワーク対戦を行うことは可能ですので、PowerPC搭載Macを使っている人は、慌ててUB版を入手する必要はありません。
私はまだ試していないので未確認ですが、おそらく日本から入手するには、ダウンロード購入というのが現実的なところでしょう。ただ、英語版になってしまうと思われますので、それがネックかもしれませんが・・(このことについても未確認)。
どなたか試した方、情報をお待ちしています。それにしても、マイクロソフトが日本語版についても同様のサービスを行うかどうかが気になるところですね。
・Tomas Pluharik氏に対するインタビュー記事
Phoronix Forumsサイトに、Mindware Studiosでステルスアクションゲーム
Cold Warのリードデザイナーを務めた、Tomas Pluharik氏に対する
インタビュー記事が掲載されました。
なかなか興味深い内容で、Cold Warが搭載するMENGエンジンはWindows、Mac OS X、Linux、Xboxをサポートしていること、現在準備中のプロジェクトのためにMENGエンジンを改良中であること、MENGエンジンベースのゲームはMac OS Xに容易に移植でき、今後もMac版が実現される可能性があることなどが読み取れます。
また、「Splinter Cellのパクりでは?」との質問に対し、Splinter Cellの開発や発表の前からCold Warの開発を行っていたことや、Splinter CellよりもむしろThiefシリーズにインスパイアされていることなどを挙げ、反論しています。
・NHL Eastside Hockey Manager 2007 for Mac
Sports Interactiveは、
NHL Eastside Hockey Manager 2007のMacおよびWindows版を発表しました。9月にダウンロード販売専用商品としてリリースされます。
本作は、NHL(National Hockey League)などをフィーチャーしたアイスホッケーチーム運営シミュレーションゲーム。チーム/選手に関する膨大な量のデータ(20以上のアイスホッケーリーグ、3000以上のチーム、45000人以上の選手)、刷新され使いやすくなったユーザーインターフェイスなどを特徴としています。
・FreeverseのColin Smith氏がCiderについてコメント
Heroes of Might and Magic VのMac版に関する情報サイト、The Mac Centric: Heroes of Might and Magic Vに、Freeverseの
Colin Smith氏から得たコメントが掲載されました。その中で同氏はTransGamingのCiderについて、「とても興味深い。どのように機能するのか、とても関心がある。HoMM Vについては、すでに移植作業が進んでいるので、影響はない」としています。
Ciderについてはあちこちで紹介されてはいますが、一応自分用にメモっておきました(↓)。
ここから下は古いネタなのですが、自分用のメモ第2弾として。
・MacSoftがAge of Empires III for Macを発表
MacSoftがようやく発表してくれました。Age of Empires IIIのMac版です。4Gamer.netサイトにも、この件に関する
記事が掲載されていました。
・Destineer Studiosが新たな開発スタジオを開設
そのMacSoftやBold Gamesといったゲームレーベルを抱えるデベロッパ/パブリッシャの
Destineer Studiosは、ノースカロライナ州に新たな開発スタジオを設立したことを明らかにしました(IMGの
リポート)。
このスタジオでは、商用ビデオゲームや訓練用シミュレーションソフトの開発が行われることになっていて、エンジニア、アーティスト、デザイナー、QAスタッフ、管理スタッフなど、少なくとも100人(!)のスタッフが常駐して作業を行う見込みだそうです。
・Tuncer Deniz氏がOpenGLのマルチスレッド化についてコメント
Inside Mac Gamesサイトを運営するTuncer Deniz氏は、自身の
ブログを通じ、OpenGLのマルチスレッド化について述べています。
それによると、マルチスレッド化されたOpenGLの登場により、OpenGLの処理を一方のCPUが担当し、もう一方のCPUはそれ以外の処理に専念できるため、マルチスレッド化されたOpenGLをサポートする3Dゲームのパフォーマンスは、従来よりも大幅に向上するそうです。
このブログによると、すでにマルチスレッド化されたOpenGLは存在しているようですが、今のところMac Pro上でしか機能しないとのこと。ですが、Deniz氏などは、いずれはそれ以外のMacでも利用できるようになると見ているそうです(ただし、GMA950やその他の古いグラフィックスチップでサポートされるかは不透明だとのこと)。
マルチスレッド化されたOpenGLの実装時期については、Mac OS X 10.4.8のアップデートと同時か、Mac OS X 10.5の発売と同時か、はっきりしていないと述べています。
・Facade for Macがリリース
IMGの
リポートによると、
FacadeのMac版がリリースされたということです。
これは、Michael MateasとAndrew Sternの両氏が開発し、Epic GamesのRyan Gordon氏が移植したソフト。GraceとTripという、共に30代前半のカップルをモチーフとするキャラクターが登場しますので、彼らに話しかけ、その反応を楽しむというタイプのソフト・・のようです。まだ試していないのであらためて紹介しますが、話しかけるといっても、英単語を入力するだけでよいようです。高度な人工知能エンジンを搭載しており,入力された単語に対してさまざまな反応を示すらしいです。
ダウンロードと詳細は、Gordon氏の
.planで。ただし、動作環境が高めということなのでご注意を。
なお、The Slacker's Guideサイトに
リビュー記事が掲載されています。
単語を入力して話しかけるとかいうと、ついSpaceship Warlockのあのシーンを思い出したりなんかして。古いですね。^^;
・CityScape Battle
Outside The Box Softwareは、CityScape Battleという新作を発表しました。
IMGに
ティーザートレイラームービーが掲載されていますので、ぜひチェックしてください。
・Tennis Elbow for Macがリリース
Mana Gamesは、2Dテニスゲーム
Tennis ElbowのMac版をリリースしました。デモ版のダウンロードと詳細は、
Macgamefiles.comで。スポーツゲームに目がない私は即ダウンロードしました。私は好きです。
・Virtual Villagers for Macがリリース
Big Fish Gamesは、カジュアルなシミュレーションゲーム
Virtual Villagersをリリースしました。建国シムというか、“建村シム”ですね。村民に食べ物や住む場所を供給したり、技術レベルを高めて村を発展させていくという内容です。
デモ版のダウンロードと詳細は、
Macgamefiles.comで。
・Armado for Mac
Tricky Softwareは、
ArmadoのMac版を発表しました。これは、「Armado」という名の若きアルマジロを操作し、ジャングルや雪山、火山などのさまざまな場所を舞台とする冒険に挑むという内容のアクションゲームです。リリースは10月に予定されています。
・TransGamingが注目の新技術「Cider」を発表!
今や古いネタですが、machoneで扱わないわけにはいかないですね。
TransGamingは、Windows用ゲームソフトを、そのソースコードに手を加えることなくIntel Mac上で動作可能にするソフトウェアポータビリティエンジン(software portability engine)、Ciderを発表しました(IMGの
リポート)。
同社のプレスリリースによると、Ciderを使えば、ゲームデベロッパ/パブリッシャがコストのかかる移植作業を行わなくても、ゲームソフトをWindowsとMac向けに同時にリリースできるようになるそうです。
で、結局Ciderってなんなんだってことになりますが、要するにWindows用のソースコードをIntel Mac上で動作させるようにするためのラッパーのようです。Windows用のプログラムを直接Intel Macのメモリに読み込み、最適化されたWin32 APIとリンクさせる・・と書かれています。
同社はすでに複数のトップゲームメーカーとの間で、ゲームをIntel Mac向けに供給することで合意に達しているとしています。
いくつか重要な点がありますよね。Intel Macのみが対象となっていること。今後Ciderをベースとするゲームが登場した場合、Intel Mac専用となるわけです。あと、動作速度も気になるところ。十分な速度が出るのでしょうか。まあ、ある程度は出るのでしょうね〜(って何の根拠もなく言ってますが)。
IMGが、Ciderを発表したTransGamingのCEOのVikas Gupta氏とCTOのGavriel State氏に対する
インタビュー記事を掲載しています。
その中で動作速度について、「テストの結果、プレイアビリティやユーザビリティの観点からいって、重大な問題はまったく発生していない。時としてパフォーマンスが少し低下する場合はあるが、大部分のケースでは非常に効率よく動作するので、埋め合わせできている」とコメントしています。
Windows用のパッチがリリースされたとき、Mac版についてはどのように対処するかとの質問には、プログラム本体と同じ方法で、Ciderを介してパッチそのものを動作させることが可能であるようなことが書かれています(ちょっと自信なし)。できるんですかね〜。
そして最後に、最初に登場するCiderベースのゲームは何ですか?との質問に対して、タイトル名は明かされていませんが、10月上旬頃から登場してくる見込みだと語っています
・MacのゲームメーカーにはCiderを販売しない?
というわけで、Macゲーム業界に新風を巻き起こしてくれるかどうかが気になるCiderですが、The Mac Observerサイトに興味深い
リポートが掲載されていました。
それによると、TransGamingは、Aspyr MediaやMacSoftのような既存のMacゲームパブリッシャーはターゲットとしておらず、PCゲームのパブリッシャーにのみCiderを提供する計画なのだとか。Gavriel State氏はこの記事の中で次のように述べています。
「彼らは彼らのビジネスモデルをもう一度評価し直しているのではないか。私たちの技術は、ゲームをMac向けに提供する方法そのものに革命を起こす。Macゲームパブリッシングにパラダイムシフトがもたらされると信じている。私達はそれ以外の(PCゲームパブリッシャー以外の)会社にCiderのライセンスを供与する計画はない。しかし、話し合いにはいつでも応じる。」